第63回 ピリオディックジュエリーフェア
2019年開催
過去の催事
2019年に開催された、第63回 ピリオディックジュエリーフェアで出展されたジュエリーの一部をご紹介します。
![](https://gem.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/52728-1-Platinum-VCA-Marquise-Diamonds-Necklace-2.jpg)
Pt Marquise Diamonds Necklace, VCA, NY
Ptダイヤモンドネックレス
【ヴァンクリーフ&アーペル】
- ニューヨーク
- 1965年頃の作品
- 1石のマーキスカットD=約1.15ct E~F-VSクラス
- 93石のマーキスカットD=約40.00ct E~F-VSクラス
94石ものプロポーションの良い極上マーキスをグラデーションで集めるのは至難の業。再研磨を施しながら、起伏のあるネックラインに馴染むように、一石一石のマーキスを少しずつ傾斜させ、瀟洒な輝きを完成させているのは、さずが!
手を掛けた労力を見せつけず、いっさいの飾りをそぎ落とした究極のシンプリシティが、崇高美を極めます。
![](https://gem.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/52714-1-18kt-and-Plat-Diamond-Brooch-Sterle-Paris.jpg)
18kt & Pt Diamond Brooch, Sterle, Paris
K18/Ptダイヤモンドブローチ
【Sterle】
- パリ
- 1955年頃の作品
- 54石のラウンドカットD=約5.00ct
Pierre Sterle(1905-1978)は、1940-1950年代、自然からインスパイアされた革新的な作品を生み出し、一世を風靡しました。ブシュロンやショーメのデザインも手掛け、各国の王室御用達にもなり、デビアスのダイヤモンドジュエリーコンテストで1953年から3年間、トップ賞を獲得し続けました。
鳥が羽ばたき、大空を伸びやかに飛翔する様をデフォルメ。風を感じるスピード感が、洗練された美匠というだけでなく、今日会う人の心までも開放してしまいます。装いにドラマを呼び込むラグジュアリーな遊び心を味わってください。
![](https://gem.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/52747-1-Platinum-Cartier-Ruby-Brooch.jpg)
Pt & YG Cartier Ruby Brooch, Cartier,
Pt/K18ルビー ダイヤモンドブローチ
【Cartier】
- 1955年頃の作品
- 14石のクッションカットR=約8.00ct ビルマ産 非加熱
- 12石のマーキスカットD=約2.20ct
- 50石のゲットカットD=約1.5ct
アールデコの香りを残しながら、新時代のデザインに挑戦しているカルティエの姿勢が感じられます。アシンメトリーの絶妙な美匠は、静かな気品とダイナミズムが交錯しているよう。独創的なイノベーションを創出しています。
当時の気鋭のクリエイターによる秀逸品。