2012年に開催された、第49回 ピリオディックジュエリーフェアで出展されたジュエリーの一部をご紹介します。
Pt Diamond Necklace, Harry Winston
【ハリー ウィンストン】Ptダイヤモンドネックレス
- ニューヨーク
- 1959年頃の作品
- 5石のラウンドD=約5.50ct
- 87石のラウンドD=約20.50ct
- 96石のペアシェイプD=約42.00ct
アシンメトリーに配されたペアシェイプのダイヤモンドが、ネックレスに躍動感やスピード感を与えています。まるでしし座流星群の大きな流星のような華々しい閃光が轟(とどろ)き渡ります。
18kt Yellow & White Diamond Ear clips, VCA, Paris
【ヴァンクリーフ&アーペル】
K18イエロー&ホワイトダイヤモンドイヤリング
- パリ
- 1989年頃の作品
- 20石のラウンドD=3.22ct
- 197石のラウンドイエローD=11.30ct
ヴィヴィッドイエロークラスのンドを惜しげもなくあしらったVCAならではの豊穣な輝き。桁違いの優美さ、華やかさです。
Pt Diamond Bracelet, VCA, Paris
【ヴァンクリーフ&アーペル】Ptダイヤモンドブレスレット
- パリ
- 1965年頃の作品
- 36石のマーキスD=約21.50ct
- 90石のラウンドD=約18.50ct
風格のあるマーキスを多用しながら、どことなく甘い香りを漂わせるVCAのエスプリ。大粒ダイヤモンドが奏でるハーモーは、神々しいオーラにあふれています。
Pt Diamond Brooch, J.E.Caldwell
【J.E.Caldwell】Ptダイヤモンド白鳥ブローチ
- フィラデルフィア
- 1925年頃の作品
- 137石のラウンドD=約3.00ct
- 3石のバゲットD=約0.60ct
ロータスの花咲く池にスワンが浮かぶ優雅なモチーフ。どことなく東洋的な趣味が香る優美なラインに惚れ惚れします。
18kt & Pt YG Gem Set Fish Brooch
K18/Ptマリンブローチ
- ラウンドD=約5.00ct
ヘミングウェイの「老人と海」を思い起こさせるモチーフ。仲の良いご夫婦が記念に特別注文した作品ではないでしょうか。雄大な大海原を二人で乗り越えてきた汗と涙の結晶が封印されているかのよう。
Pt 19.22cts Sapphire & Diamond Ring, VCA
【ヴァンクリーフ&アーペル】Ptサファイヤ&ダイヤモンドリング
- 1965年頃の作品
- 1石のクッションS=19.22ct(AGL/ビルマ産 非加熱)
- 20石のラウンドD=約4.90ct
非加熱ビルマ産、19.22ctの素晴らしい結晶。英国ウィリアム王子がキャサリン妃に捧げた婚約リングのよう。厳かなロイヤルブルーの輝きを誇ります。
Art Deco Pt Diamond, Emerald, Sapphire, Cariter, London
& Ruby Cartier London Clip
【カルティエ】Ptアールデコ トゥッティ・フルッティブローチ
- ロンドン
- 1930年頃の作品
- 37石のラウンドD=2.50ct
- 8石のバゲットD=0.50ct
- 19石のファンシーカットエメラルド=1.20ct
- 7石のサファイヤビーズ=2.80ct
- 1石のルビービーズ=1.00ct
トゥッティ・フルッティ(フルーツサラダ)というデザインはカルティエがマハラジャジュエリーに啓発され、昇華させたアールデコ期の様式。典型的なデコスタイルから洗練された高雅なエキゾチシズムがかもし出されます。
18kt Diamond Cuff Bracelet, Buccellati, Italy
【ブチェラッティ】K18ダイヤモンドバングル
- イタリア
- 1965年頃の作品
- 21石のラウンドD=約1.50ct
マリオ・ブチェラッティは1919年ミラノに創業。現在はマリオの息子、フェデリコ、孫のロレンツォに引き継がれています。マリオ・ブチェラッティはイタリアンジュエリー界の最高の称号「ASTRO PARAGN COPPELLA」(「魔法の金細工職人による壺」という意味)を持つ人です。今や入手困難な名匠の秀逸品。
18kt Diamond Haricot Pair Brooches, VCA, NY
【ヴァンクリーフ&アーペル】
K18ダイヤモンドハリコットペアブローチ
- ニューヨーク
- 1955年頃の作品
- 34石のラウンドD=約2.50ct
ハリコットはインゲン豆の意味ですが、柳の葉のような優美なカーブ。金線をツイストした中に、ダイヤモンドをあしらったスタイルはジャクリーン・ケネディが好んだデザインで、1955年当時一世を風靡しました。肩に乗せるように、2点のブローチを装着するのがスタイリッシュ。